中国で購入した銅牌飾とソックリなものが、香港と台北のオークションに出品され、高額の値が付けられていた。
そしてそれらは、中国最初の王朝である夏王朝の遺跡の出土物とよく似ている。
私の収集品も香港か、台北のオークションに出品すればとんでもない値が付くかもしれない。

 言いたいことはそのことではなく、研究者の対象になっている銅牌飾は15,6個に過ぎなくて、
それ以外にネット上で検索出来る銅牌飾や、オークションに出される銅牌飾が多数ある。
これらは研究対象にならないから、斉家文化に銅牌飾は無いなどの、間違った論文になっている。

 下の右のものが私が北京で購入した銅牌飾で、右と中央のものはオークションで出品されたもので、高額の値が付いていた。
台湾の台北でオークションに
出された物

2017年10月29日に出品
 香港のオークションに
出品された物
2016年秋期オークション
厳寒の2010年2月に
北京に行って買ってきた
銅牌飾
斉家文化のものとしている 二里頭文化のものとしている   斉家文化のものである 
オークション会社が2008年
スエーデンのヴェステロース市
で購入
したもの
イツの収蔵家が出品した物 北京の潘家園という骨董市場で
2009年10月4日に見つけ、
2010年2月4日に購入した
台北のオークション情報を確認してください 
オークション情報

香港のオークション情報を確認してください。
オークション情報の1
オークション情報の2
 
 
落札予定科価格は台湾ドル(4.75円)で
TWD 800,000-1,200,000
~570万円


落札予定価格Kは香港ドル(19.2円)で 
HK$ 100,000-150,000
~288万円
 


 台湾の台北でのオークションに出品されたもと、私の収集品の一部を拡大して並べてみると、トルコ石の加工方法、石の並べ方までソックリである。世の中に知られている銅牌飾の中で、これほどこの三件が似ているものはない。そしてこの三っつはソックリなのである。恐らくこの三っつは同じ工房で作られたものと考えられる。
 (銅牌飾A) 
台湾の台北でオークションに
出された物
 私の収集品
北京の骨董市場で見つけたもの

 更に驚いたことは台北のオークションの物は斉家文化のものとしてオークションに出品されたことである。多くの考古学者の説ではトルコ石象嵌の銅牌飾は、斉家文化には無いとされているのにである。一方香港のオークションに出品されたものは考古学者の説のとおり二里頭文化のものとして出品されているしかし私の収集品も斉家文化のものであることから香港のオークションに出品されたものも、斉家文化のものと考えられる。私の収集品を斉家文化のものとする根拠は「斉家文化にトルコ石象嵌の銅牌飾が存在するという証拠(☜クリック)に書いてある

 台北のオークションの物を斉家文化のものとしたことについては、オークションの情報には無いが、別の中国語の興味ある記事(論文?)がある。それは次で
最新出土文物证明西北齐家文化或为夏朝文化的源头(☜クリック)、表題の意味は「最新の出土物が斉家文化は夏王朝文化のルーツであることを証明している」である。この記事の中に、「この文化的遺物は、2008年に台北Yuzhen International Art Co.、Ltd.によってスウェーデンのVasteras市から購入された。斉家文化とスウェーデンが同時に言及された場合、それはスウェーデンの考古学者アンダーソンを思い出さる。 ほとんどの人はこのスウェーデン人に精通していないかもしれないが、周口店の北京原人に言及すれば、この重要な遺跡はアンダーソン博士によって発掘されたことを誰もが知っている。 斉家文化は、1924年に甘粛省広河の斉家坪でアンダーソン博士によって最初に発見され、命名された。 したがって、この文化的遺物・台北のオークションの物)はスウェーデンの考古学者によってその年に発掘された可能性があると書かれている。

 この作者が言うには、斉家文化の発見者であるスェーデン人のアンダーソン博士が銅牌飾をスェーデンに持ち帰って、それがオークションに出品されたというのである。しかしアンダーソン博士が斉家坪遺跡で青銅器を見つけたなら、そのことを記録しないなんてことは考えられない。アンダーソン博士の日本語訳の著書を読んだことがあるが、博士は何でもスケッチして本に記録する人なのである。まして青銅器を見つけたなら必ず記録するはずの人なのだが。アンダーソン博士が青銅器を発見したという記録は無い。台北のオークションのものは斉家文化のものであることについては、もっと証明がほしいのだが。

 

銅牌飾の別のオークション情報

 下の左のものはマカオのオークションに出品(2017年5月23日)され、人民元で6,265,800元、日本円にすれば一億円位で落札されていた。そのその銅牌飾は二里頭遺跡から出土した夏王朝の銅牌飾とソックリである。念の為マカオのオークションでの中国語の解説も張り付けておく。

 マカオで2017年5月23日の
オークションに出品されたもの
 1984年に
夏王朝の二里頭遺跡から出土
日本の東京国立博物館で
展示されたこともある

マカオでのオークション情報

 解説には、「このものは1984年に偃師二里頭遺跡(夏王朝の遺跡)から出土した物と、形、紋様、材料が完全に一致していて、ただ高さが1.2㎜低いだけなので、同じ工匠によって作られたもののようである、と解説されている。説明の中には夏王朝の遺跡から出土した銅牌飾は、世にも稀な珍宝」と書かれている。それとソックリナものがオークションに出品されたのである。

 実際の落札価格の情報は、下の画面で落札価格が6,265,800人民元、日本円にして一億円以上で落札されたことが確認できる。  

   USDは米ドル   RMBは人民元


更に別のオークションに出品されたもの

 下のものは2015年8月3日の香港クリステーズのオークションに出品された下のもので何と1憶6千万円以上で落札されている。


 実際の落札価格は、香港ドルで8,440,000ドルと書かれている。日本円にすれば何と1憶6千万円(下のオークション情報を参照)にもなった。



他にもオークションに出品されたものはかなりある

 2019年12月14日に台湾の台北市のトレジャーアートのオークションに出品されたものだが、それは我孫子市のW氏の所有物ともそっくりなのである。Wさんの収集品はそれを手に入れた経緯から考えて斉家文化のものと考えられる。

 2019年12月14日に台湾の
台北市のトレジャーアートの
オークション
 我孫子市のW氏の収集品


ドイツで2006年に競売に出された銅牌飾


 下の左のものはドイツで2006年に競売に出された銅牌飾で、これもまた我孫子市のWさんの収集品がソックリであることに、最近になった気が付いた。
ドイツで2006年に競売に
出されたもの

我孫子市のWさんの収集品
斉家文化のものとおもわれる


ハーバート大学サックラー博物館にあるものとソックリな銅牌飾が売りに出されていた

  このことを見つけたのは本当に最近のことで、2020年6月の末日に見つけ出した。売りに出されたのも最近のことで2019年6月28 日のアメリカのカリフォルニア州ウエストコービナ市である。その銅牌飾は下の右のもので、この形は他のものとかなり変わっているのだが、それとソックリナもので研究者に知られた銅牌飾がある。それはハーバード大学サックラー博物館蔵に収蔵されているものである。しかしもう一つ同じ形のものがオークションの出されたされたなんて、研究者者決して知らないと思う。
ハーバード大学
サックラー博物館蔵
USA・カリフォルニア州
ウエストコービナ市の
オークション


以上




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