トップ アイコン  斉家文化のトルコ石象嵌玉器のコレクション-2


トルコ石象嵌の仮面? 仮面でないと思う。左右二つのブロックからできている。
2010年2月に北京の行ったとき買ったものであるが、この形は初めて見た。
中国でも極めて珍しいものだと思う。多分日本にはたった一つしか無いだろう。
いや最近分かったことだが、こういう物を集めている日本人が千葉県にいる。
高さ21.5cm、幅23.6cm、厚さ5mm の玉(ぎょうく)に象嵌がされている。



額を作って入れてみた



形は璧(へき)と言われるもので、玉(ぎょく)で出来ているから「玉璧」(ぎょくへき)という。
黒い部分が玉である。玉の板にトルコ石を嵌め込んだ特殊な「玉璧」である。



形は斧(ふ)と言われるもので、玉(ぎょく)で出来ているから「玉斧」(ぎょくふ)という。
黒い部分が玉である。玉の板にトルコ石を嵌め込んだ特殊な「玉斧」である。
下側は斧の刃の様に刃が付いている。刃が付いているので有刃玉器(ゆうじんぎょくき)ともいう。




形は璜と言われるもので、壁の三分の一とか四分の一を切り取った形である。
玉の板にトルコ石を嵌め込んだ特殊な「玉璜」である。
土台の玉には、黒い部分とそうでない部分があるので模様がはっきりしない。




人面紋の玉の牌飾(はいしょく)



二つに分けられた仮面のようなもの。図鑑にもない物なのでこの形に名前があるのか無いのか
分からない。壁とか斧とか璜との形は、斉家文以前にもあり、その後の文化にも伝承した。しかしこの形は
斉家文化の前になく、後には伝承されなかったと思う。それで形に名前が無いのだと思う。
目と口には海産の貝が使われているようである。斉家文化地帯は内陸で海から遠い。
化石の貝を使ったのか?  子安貝が沿海部から中国の奥地まで運ばれた例は古代からあったが、
大きな二枚貝が古代に奥地まで運ばれた例は無いのではないか。やはり化石化か。




口には海産の貝が使われているようである。これが出土する辺りは甘粛省で
海からはとても遠いのであるが。やはり化石を使ったのか。



























トップ アイコン  トップページへもどる

直線上に配置

inserted by FC2 system