パミール高原・カラクリ湖への道

パミルール高原の中国側にあるカラクリ湖へは新疆のカシュガルからタクシーを
チャーターして片道3時間半、約200k。タクシーの値段は交渉して600元で、
1万円とチョットぐらい。しかしカラクリ湖まで行くのは結構面倒くさくて、
タクシーの運転手に前日に、公安まで行って許可書を貰ってきて貰う必要があった。
更に途中何回も検問所があって、検問を受けなければならなかった。
カラクリ湖は中国の西の端にあり、タジキスタンに近いところであり、
パミール高原の一部でもある。

カラクリ湖に向って出来たばかりのハイウェイを80k位走ると、
赤い山が見えてきた。この辺りをオイタグと言うらしいらしい。


この赤い山はオイタグ山。ここから右(西)に入って、更に登り35km山の奥へ行けば、
オイタグ原始林があるという。氷河も見えてとても綺麗なところだとか。





オイタグ山の裾に川が流れていて、その河原にラクダがいた。運転手に
聞いてみると野生のラクダだと言っていた。





なんと言う山なのか、タクシーの運転士に聞いても、初めて来た道だと言って
知らなかった。パミール高原の一つの山ではあるらしい。


運転手によればこのハイウエイは出来たばかりだと言っていた。


直ぐ近くに迫る雪山


カラクリ湖へ行く途中にあるブロンコウ湖


ブロンコウ湖
、風もなく湖面が鏡のようでキレイ。
この山はムズターク(慕土塔格)山脈の中の山かもしれない。





カラクリ湖に到着。標高3600m。チョット息苦しい。
右に見える山がズターク・アタ山(7,546m)かもしれない


カラクリ湖の湖岸には食堂があったが料理はまずかった。それは当然で、
気圧の低いところで米を炊くと芯が残るのである。ラクダに乗ることもできた。


カラクリ湖の近くに住む老人。運転手に名前を聞いて貰ったら、イスカンダルと
言っていた。明らかに漢族ではないが、キルギス族かタジク族かもしれない。
回教徒であることは帽子からも明らか。


通訳してくれたウイグル族の運転手。白い帽子の老人は中国語は話せなかった。


カラクリ湖の近くに住む少女、水汲みをしていた。水道とか井戸は無いのかもしれない


パミール高原の雪山。左側に在るのがコングール山(7649m)
黒い動物は牛ではなくヤクの群れ、


ここからは帰りのハイウエイの写真で、途中で出合った羊飼いのおじいさん。
顎ひげと帽子がなんとも似合っている。





カシュガルへ帰るか途中の名も知れぬ雪山。
ここもまだパミール高原か



帰りの道の国道314号線


赤い山のオイタグ山までもどると野生のラクダがいた。




終わり



新疆の旅の記録







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