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神慈秀明会の会主・小山美秀子のコレクションを展示品は、確かに小山美秀子が集めたものではあるが、その大部分は、「美術館を建てながら、その美術館に展示するものをその期間中に集めた」ものなのです。「小山美秀子のコレクションを展示するために建てられた美術館」ではないんです。だから、MIHO MUSEUMを見て、「小山美秀子のコレクションはなんてすごいんだ。」と思うのは、なんというか、「すごい」という言葉を向ける先が少しだけ違うように思います。「わずか5、6年の建築期間の間に、なんてすごいものが集まったんだ。」というほうが、正しく表現された「すごい」の使い方のように思います。いくら小山美秀子の審美眼が高いとしても、それだけでは、5、6年の間にこれらのものは集まらないでしょう。 |
「古代ローマの盗掘品返して」伊政府、日本に要請へ
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盗掘古美術品の海外流出、伊検察側が滋賀の美術館名指し
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